South pacific and Oceania

太平洋・オセアニアのピアノ曲

<ハワイ Hawaii>

 Hawaian Wedding Song などいくつもあります。 

 作曲家 ・ピアニストとして知られているのはレネ・パウロ   Rene Paulo(1929-2023)です。

   Rene Paulo作 《Hawaian Wedding Song》                           

<サモア Samoa>

 イタリアの作曲家でピアニストである Giovanni Marradi(1952ー   )による《Island of Samoa》です。

<オーストラリア Australia>

 グレインジャー Percy Grainger(1882ー1961)の作品が、世界的に盛んに演奏されています。この人には、バッハからガーシュインまで、欧米やロシアの名曲を編曲したものが多く、その他にオリジナルの作品(代表作は《In Dahomey》(ダホメーにて。ダホメーとは西アフリカにあるベナンのこと。楽譜つき)があります。これらは基本的にヨーロッパの音楽で、この国のアイデンティティーとは何かと考えさせられました。「グレインジャー名曲集」(Grainger Solo Piano Music、piano:Janine Sowden、ASV WHL-2117)などCD多数。

 

    CD「The Enchanted Isle:Australian Piano Muaic」(p:Tamara-Anna Cislowska)があります。Grainger、Agnew、Evans など全41曲。なんか大人しい曲ばかり多いな、という印象。その中の一つ、Lindley Evans の《Lavender Time》は私には、綺麗だと思うものの何か危うい感じを受けました

   こちらは  女性作曲家の作品を集めたもので、Spotifyに登録すれば聴くことが出来ます。

    Nostalgia: Piano Music by Australian Women - Album by Jeanell Carrigan | Spotify

 

 この他、Peter Schithrope(1929-  )の《Nocturnal》という静かな作品があります。(CD:World Keys、piano:Joel Fan、Reference Recordings PR-106に収録されています。)

 

      オーストラリアの作品をユーチューブで聴いた限りでは、繊細でとても綺麗ではあるものの力強さに欠けている作品が多いような気がします。

     ピティナ・ピアノ曲事典「オーストラリア」の項目  

で、この国の多数のピアノ曲の情報を調べることができます。

 日本の中田喜直(1923ー2000)に《土人の踊り》という曲がありますが、「土人」は今では差別用語で、そのためか《The Dance of Aborigines》などのタイトルで紹介されることがあります。ただ、実際にオーストラリア先住民の音楽と接点があるのかどうか、疑問です。

 白人がオーストラリアの先住民族の音楽をもとに作ったピアノ曲とか、先住民族の作曲家が作ったピアノ曲が見つかれば、今後紹介してゆきたいと思います。

<ニュージーランド New Zealand>

   リルバーン  Douglas Lilburn(1915ー2001)の作品があることを見つけました。

    Lilburn piano music   しかし、聴いてもよくわかりません。

 ロス・ケーリ Ross Carey(1969ー  )の《二月集》がありますが、こちらも理解できないので評価はさしひかえます(CD:高橋悠治リアルタイム9、ピアノ:高橋悠治、fontec FOCD3452に収録されています)。

 

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